「ふんふんふふ〜ん♪」

「リジィーーーーー!!!!!」

「うげっ!!あの声は…」




〜プレゼント〜


「んで?にあげるものを僕に聞きに来たってこと?」(ムカッ)

「そうなんだよ〜!!ね、どうしたら良いと思う?!何が喜ぶかな??」

「…………」

「ね〜え〜!!リジィ!僕の話聞いてる?!」

「そんなこと僕に聞かないでよねッ!!オーリィなんて知らない!!」



一体全体、何でオーリィはわざわざ僕に聞いて来るんだ?!

僕だってのことが好きだったの知ってるくせに!!

無神経にも程があるってもんだよ、全く!!

そう、ことの始まりはロードオブザリング…僕がかけがえのない「仲間」を持てたきっかけとなった映画だった。

ほぼ毎日のように携わってくるのが衣装さんやメイクさん。

その中で、ひと際目立っていたのが日本人のだった。

はホビットメイク担当のキャリーの助手をやっていた女の子。

そのせいか、僕らホビッツととても仲良くなったんだ。

始めは良かった。

それこそショーンとビリーはそれぞれ妻子持ちだったり、恋人がいたりでライバルになることはなく、フリーな僕とドムで争っていた。

しかし…とんびが油揚げを…とはよく言ったもので、たまたま僕たちのメイクの時にオーリィこと、オーランドブルームがトレーラーの中に入ってきた。

そしてオーリィは見事に一目惚れをしたんだ…;

だっては、前にオーリィに聞いた「理想のタイプ」そのまんまの、小さくて目がくりくりしてて、守ってあげたくなるような小動物系…例えて言うなら小型犬のチワワとか。

僕とドムはライバルながらも「オーリィにだけは会わせない」と言うところで団結していた。

それが脆くも崩れ去った時は愕然としたよ…。

それからのオーリィは毎日に会うためだけに僕らのトレーラーに来ては食事やデートに誘っていた。

でお互い一目惚れしたらしく、誘われるたびに嬉しそうにしていたが先輩であるキャシーの手前、全ての誘いを断っていた。

しかし、オーリィは僕らの想いを知っていながらに告白したんだ…。

あの日を僕は決して忘れない…。

僕だってそれほど好きだったんだから…。

なのに…

「リジィのケチんぼ!!もういーよ!ヴィゴの所に行くから!」

…ケチんぼってオーリィ…;

あんたは一体いくつだよ;

せめて僕よりしっかりしてて、年上っぽくしててくれればもう少し諦めがついたのに…。

ハァ〜〜;;

僕は当分溜息が止まることはないだろう…





「あれ〜?おっかしいな〜。ヴィゴったらどこに行っちゃったんだよ…。折角相談しようかと思ってたのに…。しょうがない、ショーンに相談乗ってもらうか!」

コンコンコン

「おっじゃまっしまーす!ってヴィゴ?!どうしてこんなところにいるんだよ!!ずっと探してたんだよ?!」

「「うげっ…オーランド…」」

何て最悪なんだ…

オーランドから逃げようとショーンのトレーラーにやって来たのに、こうやすやすと見つかっては逃げた意味がなかったな…;

何故逃げたかって?

オーランドが私を探している理由はただ一つ。

のことで相談があるからだ。

オーランドの頭の中には「ヴィゴ=の相談引受人」となっているかのごとく、私に会えば必ずの話を持ち出してくる。

あいつから私を探している時なんかは絶対だ。

私だって少なからずの事を想っていた。

こんな年にもなって恥ずかしいが、年なんて関係ないと思わせるほど彼女の純粋さ、素直さ、可愛さ…そしてひた向きさに嵌っていった。

しかし、実際に想いを告げることなく私の想いは儚く散ることとなった。

そう、今目の前にいる泣きっ面のこの男によって…。

「い、一体なんだ?私に何か用か?」

「そうなんだよ!ヴィゴ〜…あ、ショーンも聞いてよぉ!!」

「―――いや!待てッ!やっぱり今はお前の口からの話は聞きたくない。悪いが他の奴を当たってくれ。な?」

私の悪い癖だったんだ。

こうして来られると毎回相談に乗ってしまうからいけないんだったな。

こうしてここで突き放せば少しはオーランドも私の気持ちを察するだろう。

そうすれば少しは気持ちも落ち着く。

「ムッ!何でそんなこと言うんだよ…。ヴィゴは僕が困っていても助けてくれないんだ…。そうかそうか。ヴィゴは僕がに振られてもいいって言うんだな…?そんなに心の狭い人だと思わなかったよ(涙)」

「…(ピキッ)何だと…?今まで人の迷惑顧みず、幾度となく相談してきたお前に、その度に相談に乗ってやった私が?心が狭いだと??」

「お、おい;ヴィゴ?そんなに本気になるなって。オーランド、ほら、謝れ」

「ショーン、君は黙っててくれ」
「ショーン、何で僕が謝らないといけないの?僕はただ相談に乗って欲しかっただけだったのに…」

「うっ…;(ヴィゴが怖い…)け、けんかをするなら自分たちのトレーラーでしてくれないか…?俺はもうすぐ撮りがあるから…な?」

確かにそうだな…

ここでショーンに迷惑をかけるわけにはいかない。

しかし、このアホ面…ほんっとーに見てると腹が立つ。

さも、自分が被害者だ!みたいな面をしやがって…。

私の心が狭いだと?!

一体今まで何度お前の世話を焼いてきたと思ってるんだ!

「…ショーン、迷惑かけてすまなかった。私は次のシーンまで『一人で』トレーラーで精神統一でもしているよ。じゃ、また後で」

「あ、ああ…;あんまり溜め込むなよ?それとオーランド。お前はいろんな人に相談しすぎだ。お前が出した答えならだってきっと嬉しいと思うぞ?だからそう頻繁に相談するのは止めておけ」

「ッ!!そうかっ!!確かにそうかもしれないね!!は僕が選んだものなら何でも喜んでくれるかもしれないな♪ありがとう!ショーン♪」

ショーンのトレーラーからでた私の耳には、オーランドのバカっぽい声が聞こえていた…。

あいつがショーンの言葉を理解して、今後相談してこなければいいが。


ヴィゴの願いは数日と持たなかったのは言うまでもない…。




僕はショーンに素晴らしいアドバイスを受け、何とか今日の撮りを早く終わらせて一人で町まで車を走らせた。

地元のスタッフに聞いたところ、今僕が走っている通りには結構な数のアクセサリーショップが軒を連ねているらしい。

道路の端に車を寄せ、一応帽子を目深にかぶり、その上からサングラスをかけてから車を降りた。

うん、確かに沢山のジュエリーショップだ。

でも…一体どんなのが良いのかな?

基本的にはが可愛いから何でも可愛く思えるんだけど…。

僕は一人でぶつぶつ言いながらウィンドウに目を移す。

「これだ!!」

5件目のお店で、やっとに一番似合うものを見つけることができた。

僕はすぐにお店の人に綺麗にラッピングをしてもらい、ホクホク気分でその店を出ようとした瞬間…目に入ってきたのはエンゲージリング。

とてもキラキラと綺麗に輝くダイヤモンド。

思わず僕はゴックンと生唾を飲み込んだ。

「す、すいません…。これも見せてもらえますか…?」

「はい、かしこまりました」

店員の女性はニッコリと微笑んでそのダイヤモンドを僕の目の前に出してくれた。

「こちらは0.5カラットの天然のピンクダイヤモンドになります。このピンクダイヤモンドの下にはブルーサファイアが埋め込まれているのですが、こちらはヨーロッパの古くからおまじないの一つ『結婚式に青いものを身につけると永遠に幸せになれる』ということで、それにちなんで作られたエンゲージリングでございます」

僕の目の前に置かれた小さいリングは「の為にあるんだ」と主張しているようにキラキラと輝いている。

しかしと付き合ってまだ半年でエンゲージリングなんて渡したら、は受け取ってくれるだろうか?

僕だって俳優としてはロード〜が初めての出演だし…。

きっとこれからが大事な時期になってくるはずだ。

でも、だからといってとの関係を粗末には絶対にしたくない。

は僕が初めて本気で愛しいと感じる女の子だから。

一生傍にいたいと感じる女の子はだけなんだ。

だからこそ悲しませたくない。

きっと事務所にだって反対されうだろうし…;

結婚しようって言っても、仕事の関係でいつまでも結婚できなかったら?

充分ありえる話だ。

僕はリングを目の前にして考え込んでいた。

「あの、お客様。失礼ですが彼女様のお指のサイズはお分かりになりますか?」

不意に横にいた店員さんに声を掛けられてそこで気が付いた。

そうだよ、の指のサイズなんて僕、知らないし!

じゃあ、今ここで買って行ってもサイズが合わないかもしれないんだ…;

あ、そうだ!

「えっと、のサイズはちょっと分からないんですが、君のサイズはいくつ?」

「え?あ、私は9号です」

「9号か…ちょっと失礼」

僕は目の前の店員さんの手を取っての手と比べてみる。

「うーん、多分もう一つ下のサイズかな?」

は手も小さいからいつも手を繋ぐとすっぽりとはまってしまうくらいだったのだ。

「は、はい///では只今ご用意してきます///」

店員さんは何故か顔を真っ赤にしながらすぐさま裏へと消えていった。

「…?あれ?このままで行くとリングを買うことになるな…どうしよう?」

僕はハッと気が付いたがそれはそれで「渡しちゃおう!」と考えた。


あれよあれよと言う間に、先程買ったアクセサリーとは別にエンゲージリングも買ってしまい、僕は車に乗った。

向かうは、もちろんの家だ。

は今日、10日ぶりのオフなのである。

15分ほど車を走らせると、すぐにが借りているフラットへと着いた。

ピンポーン

ドキドキするのを抑えながら、愛しいが顔を出すであろうドアに向かってニコニコと笑顔を向ける。

ガチャ

「オーリィ?!どうしたの?今日は撮影じゃなかったの?!」

に会うためにNGも出さずに早く終わらせてきたんだよ〜!」

ドアを開けた瞬間ののビックリした顔は本当に可愛くて、僕は思わず抱きしめてしまった。

そして僕の腕の中にいるは、僕の言葉を聞いてクスクス笑いながら小さな声で「嬉しい」と呟いてくれたのだ!

そしてそして、何とのほうから僕の胸にギュッと顔をうずめてきた。

僕は幸せすぎて今この場でをベッドへ連れ込みたい!とさえ思ってしまったのは許してもらおう。

だってったら、それくらい可愛いんだから!

は僕から離れると、家の中へと招いてくれた。

そしてもう見慣れている部屋へと入ると、僕はをそっと後ろから抱きしめた。

に会うたびに愛しさの重みが増していく。

このままを外に出さず、誰の目にも触れさせたくない。

ずっと家にいて、ぼくの帰りを待ってて欲しい。

ずっとずっと僕だけを見ていて欲しい。

ずっとずっと…僕だけを愛していて欲しい…。

僕の腕の中で体を反転させと向き合うと、どちらともなく唇を重ねた。

「愛しい」

そんな言葉じゃ足らないくらいが愛しいのだ。

両思いで恋人同士なのに、僕の気持ちの方が重すぎてたまに片思いをしているんじゃないかと錯覚してしまうときさえある。

でも、きっとも同じように想っていてくれているはず。

愛されている自信もあるのは確かだ。

だからこそ、愛しさが増えていくのか?

僕たちは何度もお互いを確かめ合うようにキスをした。

「会いたかった…。1日でもと離れるなんて耐えられない」

「オーリィ…私も会いたかった。ずっとオーリィのこと考えてたのよ?」

は瞳を潤ませながら僕を見上げてくる。

その瞳でそんなこと言われたら…、反則だよ;

しかし、理性がぶっ飛びそうだった僕の目に入ってきたのは先程考え抜いて買ってきた2つのアクセサリー。

…実はに渡したいものがあるんだ」

僕は一呼吸してからにそう言うと、キョトンとした顔をする。

「え?何?」

「はい。プレゼント!」

僕は最初に選んだアクセサリーを渡した。

はそれを受け取ると、綺麗に包装紙をはがしていく。

そして箱を開けると、の顔がとっても眩しいくらいの笑顔になった。

「オーリィ!ありがとう!!凄く可愛い!」

の手にあるアクセサリー――以前が失くしてしまったと落ち込んでいたネックレスにとても似ていたために決めたものだった。

ハートに天使の羽がはえていて、そのハートの中に小さなピンクダイヤモンドが一つハートにくっついている感じの、とても可愛らしいものだ。

早速ネックレスをつけて見せてくれたは、何とも可愛いw

きっとは「可愛い」の代名詞となれるだろう。

え?なれないって?いやいや、なれるって。

だってったら本当に可愛いんだよ?(誰と話しているんだ?)

「気に入ってくれた?」

「うん!すっごい嬉しいわ!本当にありがとう!」

今なら一緒に渡せそうだな…

頑張れ!自分!!

僕は心の中で気合を入れると、もう一つの包みをの前に差し出した。

「え?!ちょとちょっと、オーリィ?これも??」

「うん、そうなんだ」

「な、何で?今日って何かの日?」

さすがにも変に思ったらしく、慌てだした。

「いや、別に何の日でもないよ?ただ、にプレゼントしたかっただけなんだ」

僕はそっとの手を取り、手のひらにその小さい箱を載せた。

そしてその中身を見たは驚きでフリーズしてしまった。

…その、急でビックリさせちゃってごめん。でも、僕のに対する気持ちは本物なんだ。を…愛してる…。これからもずっとと生きて行きたいと思ってるんだ。だから…その…今すぐってわけじゃないけど…僕と結婚して欲しい!」

「………」

だけなんだ。だけがこの世で一番愛しく感じる人なんだ。会う度に…いや、昨日より今日、今日より明日の方がもっとを好きになる。こんな想い、に出会うまで知らなかっんだ。だからこそ、と10年先も20年先も一緒にいたい。僕の命が尽きるまでの傍にいたいんだ…」

「…ひっく…ひっく…」

?!泣いてるの?」

「うん………嬉しいの………。私の方がいっぱいオーリィのこと好きなんじゃないかと想ってたから…。同じ想いだったって分かって、すごく嬉しい!私もオーリィと生きて行きたい。ずっとずっと、何年も何十年もずっと…」

の言葉が嬉しくて、僕は未だ箱の中で輝いている指輪を手に取り、の左手の薬指にはめた。

サイズはピッタリで、スッと指に馴染むように入っていく。

が指輪をつけたことによって、より一層輝きを増したように思えた。

「綺麗だよ、。愛してる」

僕は素直に今の気持ちを伝えると、は一筋の涙を流して僕の胸へと顔をうずめてきた。

「私も愛してるわ、オーリィ」








?!そ、その指輪はもしかして!!」

私はホビッツ…つまりリジィとショーン、ドムとビリーのメイクをするためにトレーラーへとやってきてすぐさまドムに指輪を見られてしまった。

そしてドムの驚きの声に、他の3人も「何だ?」と寄ってくる。

「あ、えっと…これは…」

私は何とか誤魔化そうとしたが、それも空しく終わった。

リジィに言い当てられてしまったのだ。

「…、オーリィと婚約したんだね…」

「婚約」という言葉を聞いて、私は顔を真っ赤にしてしまったのだ。

まさか私がオーリィと婚約するなんて考えてもいなかったので、余計過剰に反応してしまうのだ。

「えぇ?!、オーリィと婚約したの?!嘘だろう?!嘘だと言ってくれ、!!」

私はドムに肩を掴まれてガクガク揺さぶられた。

「キャッ!ちょ、ドム!落ち着いて!」

「お、おい!ドム!お前はに何てことをするんだ!」

止めに入ってくれたビリーによって何とかドムは落ち着いたので、私はとりあえず報告することにした。

「昨日、オーリィに結婚して欲しいって言われたわ。それでこの指輪を渡されたの」

「それで?!」

「もちろんOKしたわ?」

私は苦笑気味に興奮しているドムに答えると、ドムはサラサラっと音を立てて灰になった(ように感じた)

「そっか…OKしたんだ…」

「うん…」

何故だかリジィは寂しげにそう言ってきたので、私はあえてそれだけしか答えなかった。



コンコンッ

「どうぞ?」

トレーラーの扉を叩く音がして返事をすると扉が開き、そこには綺麗な金髪のエルフが立っていた。

そして入ってくるなり「!おはよう!」といってチュッとキスをしてきた。

「オーランドォ!!!お、お、お前!!にプ、プ、プロポーズなんてしやがったのかぁ!!」

「あ、ドム♪おはよう!みんなもおはよう!何、もう知ってたんだ〜。そうなんだよ、昨日にプロポーズしてOKだったんだ〜♪ね?からんw」

そういってオーリィは私の頬にチュッとキスをする。

私は恥ずかしくて下を向いたまま、その後繰り広げられたドムとオーリィの言い争いを聞く羽目になった。

メイクは終わっていたため、後は撮影スタッフがホビットたちを呼びにくるまでずっと言い争っていた二人は、何とかケンカを収めて撮影に入る。

ま、撮影に入ったらさすがプロ。

最後までNGも出さずに終わったのだ。

そしてもちろん撮影が終わるころにはオーリィもドムも普段と同じ雰囲気になっているから凄いものだ。

…、さっき言いそびれちゃって…」

いつの間に隣にいたのか分からなかったが、急にリジィに声を掛けられた。

「うわ!ビックリした〜!リジィったら驚かさないでよ〜。」

「クス、ごめんね。それよりさ…オーリィとの婚約…おめでとう」

「え?あ、ありがとう!」

ったらずっと幸せそうな顔してオーリィ見つめてたからさ。僕はが幸せならそれでいいんだ。でも、もしオーリィがを泣かせるようなことがあったらすぐに僕に言うんだよ?僕が殴ってやるからさ♪」

ニッコリとはにかんだ笑顔を見せたリジィに、私は涙を流しそうになったがそこはグッと堪えた。

「うん!本当にありがとう!私は幸せよ?だからリジィも幸せになってね!」

「そうだね。頑張るよ」

リジィはそう言って撮影スタッフに呼ばれて行ってしまった。



!今リジィと何喋ってたの?」

すぐさま飛んできたオーリィは金髪を乱していた。

「クス、ウィッグ乱れてる」

私はオーリィの今は金髪の髪に触れた。

、何喋って―――」

「おめでとうって…言ってくれたのよ?さっき言いそびれちゃったからって」

私はオーリィの目を見て答えると、オーリィはすぐに笑顔になって「なーんだそっか!」と安心した。

「オーリィ、本当にありがとう」

「へ?何が?」

「全部!何から何まで全部ありがとう!」

オーリィは私が言いたいことがわからないらしく、首をかしげている。

「私と出会ってくれてありがとう。私を好きになってくれて…ありがとう。いっぱい愛してくれてありがとう…。プロポーズしてくれて…本当にありがとう。たくさんの幸せをオーリィはくれてるんだよ?だからそれにありがとう!」

…」

「この指輪は、私が世界で一番嬉しいプレゼントだった。本当にありがとう…。私たち、二人で幸せになろうね!」

私は思いっきり笑顔でオーリィにそう言えば、オーリィはギュッと私を抱きしめながら「から僕へのプレゼントはが産まれてきて僕と出会ったことが、僕の人生で最高のプレゼントだよ!」

私たちはここが撮影現場だということも忘れてキスをした。

それからしばらくは私たちは注目の的で話の種だったが、みんな温かく見守ってくれていたのだ。

今となってはロード〜の撮影も無事に終わり、オーリィの活躍は目まぐるしく、各国を飛び回るトップスターとなった。

その為、私たちの結婚はのびのびになってはいるものの今では二人で暮らし、先日シディという可愛い犬の家族も増えたため、幸せに暮らしている。

そしてもちろん今でも私の左手の薬指にはダイヤモンドが輝いている。

私たちが結婚するのも、そう遠くない未来…。








あとがき

最初は大丈夫だったんですが、最後の方になると眠くて眠くて、一体自分が何を書いているのか分からなくなってきました;

そして今回は即興なので妄想もしていません。

なので変なところがあるかもしれませんが、気が付いたらちょこちょこっと手直ししようかな(コラ)

最近Web拍手を押してくれる方や、BBSに書き込んでくださる方がいらっしゃって、すっごく励みになりますw「よし!書こう!」と言う気になりますねw読んでくださる方がいる限り、私は頑張ろうと思います!

では、ここまで読んでくださって本当に感謝ですw

また頑張りますのでよろしくお願いします♪





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