届かぬ想い…叶わぬ恋…
分かっているのに、彼への想いは募るばかり…
初めてリジーに逢った時、あの澄んだブルーの瞳に吸い込まれるかと思った
綺麗な瞳が印象的で、いつの間にか目で追って、いつの間にか心を奪われていた…
しかし今、私の好きなリジーのブルーアイは顔を覗かせていない。
何故って?
それは私の目の前でソファに横になり、グッスリと眠り込んでいるから…
反則だよ…私の前で無防備にならないで…
私はリジーが眠っているソファの横にそっとしゃがみ、一定のリズムで繰り返される寝息を聞きながら、大好きな彼の寝顔を見つめた。
普段は絶対に見れないリジーの寝顔を見て、またしても「愛しい」という想いが募った気がする。
思わずリジーの髪に触れ、意外と柔らかくてフワフワなんだ…なんて思ってしまった。
こんなに近くにいる…そう思ったら今まで押しとどめていた想いが溢れ出てきた。
「リジー…好き…。大好きよ…?」
「――やっと素直になったね」
「ッ?!お、起きてたのッ?!」
急に開かれてた大きいブルーの瞳がイタズラに笑う。
「ずっと起きてたよ…?それより…」
そう言ってリジーの顔が近づいてきたと思った瞬間、ほんの一瞬だけ唇に暖かい感触がした
「ッ!!」
「は気が付いてなかったみたいだけど、僕はずっと君の事を見てたんだ」
「…えっ?!」
リジーは普段のイタズラな微笑ではなく、微かに顔を赤くして恥ずかしそうにしている。
「の気持ちを確かめようと狸寝入りなんてしてゴメン…でも…怖かったんだ。の本当の気持ちを知るのが…」
「リジー…」
「でも、今なら堂々と言える…ね」
本当に恥ずかしいのだろう、顔を真っ赤にして頭をぽりっとかきながら、ちゃんとソファに座りなおして私と向き合う形になった。
「僕はと出逢ったときからずっとのことが好きだった…。僕は知っての通り特殊な仕事をしてるから寂しい思いをさせてしまうかもしれない。それでもずっと…僕の傍にいてほしい」
「……うそ…」
届かぬ想い…叶わぬ恋だとばかり思ってたのに?
私の思い込みだったって言うの?
「のことがどうしようもなく好きなんだ。だから…僕と付き合ってください」
ずっと好きだと思ってたリジーからの告白。
この瞬間、私たちは「友達」から「恋人」となった。
あとがき
少し前に書いたものだけど、リジー好きな子がいたので勝手に書いて送ったものをここでも載せてみましたw
ああ、最近全くアップできてないな;;
もっと精進していきます;
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