【マリ●ブラザーズ!】
「ボロミア〜!ファラミア〜!!」
静かなゴンドールに明るい声が響き渡る
「おおぉぉぉぃいいいい!!!」
ドタドタと物凄い音をたてて廊下を走ってきた彼女は
これでもか!と言うくらい思いっきりドアを開けた
「…ですか」
「少しは静かに出来ないのか…」
ゴンドールで知らぬ者は居ないというほ有名な執政兄弟
はそんな人たちと幼馴染である
「まぁ細かい事はいいから!」
「何処も細かい事じゃない…」
「迷惑気ままりないこと…」
冷ややかな長男ボロミアとその弟ファラミアに言い分にはうっと喉を詰まらせる
「分かったから〜…」
「お前の『分かった』は―…」
「聞き飽きました」
ナイスコンビプレーにますます圧された
「で…話とはなんですか?」
「さっすが!ファラミー!話が分かる!!」
「ふぁ…ッ!ファラミー?!」
その呼び方はやめてください!というファラミアをは、よしよしとおだてる
「突然ですが!今から一緒に馬に乗ってGo→しませんか?」
「…言葉をちゃんと使いなさい…、それと今私と兄上は仕事が忙し―…」
「いいだろう」
「えぇΣ兄上!」
「嫌ならファラミーは行かなくていいんだぞ?」
意地悪な顔をして言うボロミアをファラミアはキッと睨んだ
「いいえ…気遣い結構ですよ、ボロミー?」
重くゆっくりとした口調にボロミアはファラミアを睨み返した
ボロミアとファラミア、そしては幼馴染としていままで育てられ、接してきたが
何時の間にか三人の中の一人が『女』であることに気付いてしまった(←タッチΣ!!?)
「じゃあ!二人ともokなんだね?」
「ファラミアは行かないと言っている」
「誰もそんなこといってませんよ」
お互い一人の女性を狙っていることに気付いた二人と
そんなことに全然気付こうとしないのが一人
「よし!!しゅっぱ〜つ!」
馬は横一列になって走っていた
両端に兄弟が、真ん中にがいる状態だ
が少し前に出て走ると…
ファイット!!!(何Σ!!?)
お互い近寄って馬の縄を引きながらも足で蹴りあい
「なかなかやりますねッ」
「ファラミアこそッ」
馬にとってみりゃーいい迷惑だ
「何やってんの〜」
が馬のスピードを落として戻ってくると
第一ラウンド終了!!
そんなことの繰り返し
やっとの事で着いたそこにボロミアとファラミアは言葉を失った
「どう?」
「凄い…な」
「えぇ…」
ふふふと笑っては足元の花を摘みあげた
色とりどりの花畑
自然に笑みがこぼれた
「いっつも真面目に仕事をしているご兄弟に気分転換してもらおうかな〜?と思ってさ」
花の中に走っていくを追いかけようとしたボロミアをファラミアが止めた
「ボロミア…、私は今日は此処で…に告白するつもりです」
「な!!?」
「ま…そう言うことなので」
「ちょ!待てファラミア!」
ファラミアはボロミアを追い越しの後を追った
ボロミアも急いで二人の後を追った
花の中に座りは花飾りを作っている
それを優しく見守る二人
「いっっ」
「くッ」
だが彼らの背中は穏やかではなかった
いい年こいて抓り合い
「はい出来たッ!」
花で出来た輪をそれぞれの頭にのせる
「似合う似合う!!」
「そうか?」
「ありがとうございます」
照れくさそうにするボロミアたちには来て良かった〜と心の中で喜ぶ
「…ところで…少し話しあるんですが…」
「ん?」
「ファラミアッ!」
ボロミアの声を聞き流しファラミアは話を続ける
「私は…いままで貴方とは幼馴染でしたけど…」
「うん」
「これからは私は貴方を『女』として―…」
「あぁあぁあああ!!」
ボロミアが行き成り叫び始めてファラミアの声を消す
「兄上…」
「!俺はお前が好きだッ!!」
ボロミアの不意打ち告白大作戦
「ちょ!ボロミア!ズルイですよ!!」
「関係ない!!」
「関係ないわけないでしょ!」
ぎゃーぎゃー騒ぎまくる二人には笑った
「ボロミア!ファラミアッ!」
二人はに呼ばれお互いの頬を抓って振り返る
「私も二人の事大好きだよ!!」
二人ははぁと溜息を吐いた
「お互い頑張りましょうね…兄上」
「そうだな…」
「「この女性を振りむかけるために」」
二人はの両頬に唇を落とした
はふふふと笑った
「お返し」
の唇はまずボロミアに落ちファラミアに降った
ボロミア、ファラミアが驚いた
は固まっている二人を置いて立ち上がった
「さぁ!そろそろ帰ろうか」
歩き始めた
二人はお互い見つめ合った
唇が落とされた場所は
それぞれの唇だった
「待て!」
「ちょ!待ってください!!」
二人は同時に立ち上がりの後を追った
は
確信犯だったのかもしれない―…
管理人から一言
この小説は通い続けて仲良くなった(管理人の片想いかもしれませんが;)サリア様から頂いたリクドリになりますw管理人のリク内容は「執政兄弟にヒロインの取り合いでケンカして欲しいw」ってな感じでした!
もう、リク通りじゃないですか!!素晴らしい!管理人も見習ってもっと頑張らねば・・・と思いましたね;
サリア様へ直接感想を送りたい方はリンクから飛べますのでどうぞw喜んで下さること間違いなし!
サリア様、本当にありがとうございました!!またお邪魔させていただきますねw
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